松の新芽のシロップ作り
前回、Ralfのタイニーハウスの庭づくりを手伝ったときに、折った松の新芽を少し家に持ち帰ってきた。なぜならそれでシロップが作れるから。Ralfが去年作ってくれたが、けっこう手間がかかるから今年はやらないと言っていたので、自分でやってみることにした。Ralfに作り方をひと通り説明してもらった。
はじめに松の芽1キロをしっかり水洗いして、1.5リットルの水に12時間つける。僕は大きめの鍋に水と松の芽を入れて冷蔵庫で一晩寝かせるつもりだったが、バタバタしていて2日間寝かせることになった。
そのあと、細かめのざるでこし、芽の部分は捨てる。水にはしっかりと色が出ていた。それからその水を沸かして、量が4分の1ぐらいになるまで水分を飛ばす。キッチン中に松の香りが広がる。いい匂いではあるけれど、かなり強いため、火にかけながら食事をするのはおすすめしない。
いい感じの量にまで減ったら、一旦火から鍋を外し、1キロの砂糖を加えてゆっくり溶かしていく。弱火でゆっくりと。砂糖が透明に溶けて、さらにしばらくたつと、メープルシロップのような粘度になる。焦がさないように弱火でやったから案外時間がかかった。
それを冷める前に瓶に移したら出来上がり。とても美しい色のシロップになった。僕はヨーグルトにかけて食べるのが好き。



